パソコンが起動しない場合は、どのような症状かによって対応が違ってきます。電源をいれてからの症状を順に見ていきます。
1.電源が入らない。
- まず、電源ランプを確認してください。
- 点灯していないのであれば、パソコンに電気がきていないので電源コードがきちんと接続されているか確認してください。
- 接続されているなら電源ユニットの故障が考えられます(まれに、電源ランプのインジケータが故障していて点灯しない場合もありますが)。
- 対応としましては、電源ユニットの修理、交換となります。デスクトップパソコンの電源は市販で購入できますが、ノートパソコンの場合はマザーボードの修理となります。
2.電源は入るがモニターには何も映らない。
- モニターの電源ランプが点灯しない場合は、モニターの電源コードを確認してください。
- 点灯しているが全く映らない場合はパソコン本体からの信号がきていません。パソコンのマザーボードの障害、または、ビデオボードの障害が考えられます。対応としましては、マザーボード、ビデオボードの修理、交換となります。
- モニターの電源が点灯しない場合は、モニターの故障になります。対応としましては修理、交換になります。
3.モニターに何らかの情報が映る。
- 黒い画面の起動選択メニュー画面が出る場合は、「前回正常起動状態での起動」を試してみてください。
- 起動できない場合は、「セーフモード(パソコンを最低限の機能で起動させるモード)」を試してみてください。セーフモードで起動させて障害対応ができる場合があります。
- 上記で起動できない場合は、回復コンソール(Windowsの命令を打ち込める画面)を起動させて障害対応ができる場合があります。回復コンソールの起動方法はマイクロソフトのホームページに記載されておりますので別のパソコンがある場合はそちらから参照してください。
- Windowsが起動しないのは、Windowsを起動させるプログラムや設定が何らかの原因で壊れてしまっているためです。壊れる原因はさまざまですが当社で取り扱った中で今までに一番多い原因は、ハードディスク障害です。
■当社の対応
- デスクトップパソコンの電源ユニット、ビデオボードが障害ありと判断された場合は交換を行います。ノートパソコンの場合はお預かりしてメーカ修理に出します。
- セーフモード、回復コンソールで復旧できない場合ハードディスク診断を行います。障害ありと診断された場合はデスクトップ、ノートパソコンともハードディスクを交換します。交換後リカバリ、インターネット接続、メール設定、ウイルス対策などを行います。